花壇用栽培の最適化

2/6 ページ 戸外で楽しむためのシクラメン栽培の最適化 -カリフォルニアでの栽培- 2. 鉢、用土 および トレイ 鉢やトレイを選択する際、かん水、根詰まりリスクおよび病気等に直接影響を及ぼすいくつかの点に気をつけなければなりません。  第一に、鉢の底面が排水性にしっかりと配慮されていること 鉢の製造会社には、鉢の底が二段構造で、各段に 8 つの穴があるものを製造して いるところがあります。このような鉢は用土の酸素化および排水性ともに良くします。 これらは適切な栄養摂取のための基本条件です。  暗黒状態を保てる鉢(熱成形タイプ、内面が黒い鉢が良く用いられる)を選ぶ シクラメンの根は鉢を通過して入ってくる光に非常に敏感です。光は根の吸収力を制限してしまい、根詰まりリスクも高まります。 2 段構造で排水性が強化された鉢 上面からの遮光布と、側方から最大限に換気できるミックスタイプのビニール ハウスでも最適な栽培結果を得られます。カリフォルニアの高温地域では、 11 月の初め頃から、栽培に適する光量を得るためにこれらの布を折りたたみ ます。 外部から遮光されたガラス温室  構造と排水性の良い土を選ぶ 生産者訪問をする中で、混合用土のいくつかはパーライトを 30 ％まで配合していることを確認しました。このタイプの混合用土は過湿 になる場合に備えて配合されるようです。 4 インチ ( 10.5 cm ) 鉢を使用される場合は、繊維質のホワイトピート、中粒子のホワイトピートおよび 15 ％はパーライトを加え保水性を 向上させることをおすすめします。 根系システムが正しく成長するために 充分な排水性の土  可能な限り排水性を最適状態にするために、鉢が完全に納まり、底が開いている栽培トレイを選ぶ このタイプのトレイでは、緩衝作用で保湿や温度をベストな状態にし、根張りを良くすることができます。同じトレイ内で間隔をとり、鉢を 置いてください。 4 インチ ( 10.5 cm )の鉢用に 16 ホールあるトレイもあります。. 排水性がとても高い土