はい。日に充分当て、あまり暑くない場所で。
鉢植えシクラメンは日に充分当てることが必要ですが、遮光をして直射日光は避けて下さい。シクラメンは涼しい場所を好むので、開花を長く楽しむには、リビ ングなどの部屋で、暖房から離れた窓際に置いて下さい（できれば南向き以外）。涼しい部屋、寝室、玄関、階段の吹き抜けなどがシクラメンにとっては最適で す。また、夜間、屋外の風雨にさらされない涼しい場所などに置いてあげると長持ちします。ベランダでは、株は温室と同じ状態に保たれます。

シクラメンは、蝶のような花弁とその豊かな色合いで見る人を魅了します。その上、花言葉では「誠意」を意味しますのでそのお友達の気持ちは疑う余地がないでしょう。（日本では、赤やピンクは愛情、白は内気、はにかみとなっています。）

日光が足りないので、以前のような活気がなくなってしまったのではないかと考えられます。窓越しなどで直射日光を避けながら、日の光に当ててあげて下さい。開花時期にある株には肥料を与えるのをお忘れなく。ないと栄養分が足りなくなってしまいます。

インテリアとして室内に置くならば、すぐに楽しめる満開の鉢を選びましょう。また、今後も花が上がってくるように、株中心部に蕾があるかもチェックしておきましょう。
ガーデン用には、蕾の数が多いものを選びましょう（すでに開花している花が少ないもの）。屋外の環境に比較的早く馴染みます。

はい
株を一番良い状態で保つためには咲きおわった花がらや黄色く枯れた葉を摘んで下さい。摘むには、茎の根元から軽くねじりながら引き抜いて下さい。

いいえ！シクラメンは、観賞植物です。食用ではありません。
呼吸困難に陥る恐れがありますので食べないで下さい。シクラメンは、飾って、見てのみ、楽しんでいただくことを強くお薦めします。
他方では、シクラメンにはホメオパシー治療法で使われるシクラミンが含まれています。

無理です。
もし、シクラメンの根を水で洗って、切り花感覚でブーケのように水に活けてしまえば（15日間ほど持ちます）最終的には栄養分を使い果たしてしまうので、再度鉢に植え直すことは出来ません。水に活けるとすでに鉢花としてではなく、切り花としてお考え下さい。
この新しいシクラメンの楽しみ方は、まだまだシクラメンの楽しみへの潜在的可能性が限りないことを表わしています。みなさまも色々なシクラメンの楽しみ方をお試し下さい。

他の植物と同様にシクラメンも、水の与えすぎよりも不足になる方が危害は少ないです。下記の3つの潅水方法の内から実行していただけると最も長くシクラメ ンをお楽しみ頂けます。
1) じょうろを使って球根を濡らさないように鉢の縁から与えて下さい。土が乾いてくるまで待ち、週に2､3回水を与えましょう。
2) 鉢の底に水をはった受け皿を置き、根より底面給水させます。注意！15分以上は給水させないでください。また、残った水は破棄して下さい。上記1) と同じく週に2､3回。
3) 土がとても乾燥している場合は桶などに水をはり、数分だけ鉢ごと水に浸して下さい。 

それは、気温が高すぎるか、もしくは水のやりすぎでしょう。
枯れた葉を根元から軽くねじりながら引き抜いて下さい。そして、土がほぼ完全に乾くまで潅水は控え、涼しい場所に置いておきましょう。4月になるとシクラ メンは休眠に入り、葉は自然と黄色くなります。休眠をむかえると、潅水は控え目にし、涼しい場所に置きましょう。球根が夏越しできると、秋からまた育ちま す。

はい。ただ、2年目は花数が少なくなってしまう可能性があります。
開花が終わると（6月ごろ）水や肥料をやる頻度を少なくして下さい。その後、水やりをやめて、枯れた葉を切り、球根を土に植えたままにしておきます。鉢は 涼しい場所に置き、よく日光に当ててあげましょう。9月になると、球根を植え替え（2/3くらい埋まるように）、少しずつ水をあげていきましょう。次々と 葉が育ってき、 2月から3月に花が咲きます。開花植物のための肥料を定期的に加えるのをお忘れなく！

はい。強い雨や風から守られていれば、外に出しても大丈夫です。
シクラメンは、暑い場所よりは寒い場所を好みます。プランターを温度の高すぎる部屋の中に置くよりは、外に置いた方が花が長持ちします。
シクラメンは、寒さに耐える丈夫な植物です。霜が降りる直前の気温、また夜の軽い霜にも耐えます。例外的な気候条件でないかぎり、東京では問題なく花のつ いたシクラメンを冬の間外に出しておくことができるはずです。
ただし、強い風と雨の当たらない所に置いて下さい。 寒い時や、あまり光がささない時は、水を控え目にすることが鉄則です！

そうとは限りません
園芸農家の方が既に品質の高い土で栽培しているので、そのままの鉢で楽しんでいただいて結構です。ウィンドウ・ボックス、更に大きな鉢、ハンギングバス ケット、寄せ植えとしていくつかの品種や別の植物と植えるなら水はけの良い用土に植えて下さい。根が常に湿った状態でいると根腐りしてしまいます。顕花植 物用の高品質な用土を使い、低価格・低品質なものは避けて下さい。ピート、砂、腐葉土、またはクレーボール（1/3程度）などを加えていただいてもいいで す。

はい。20色くらい存在します。
シクラメンの花弁の色幅は広く、やさしいピンクから情熱的な赤、深い紫や純白などがあげられます。赤や紫の中には、おっしゃる通り、とても濃く、深い色も 存在します。ちょっと風変わりなものというと、「フレームタイプ」という刷毛目の入った、または花弁の周りに白い枠が入ったものなどもあります。他には、 花弁の根元にとてもきれいなピンクや深い紫の目が入った2色使いのものもあります。目とその周りの花弁の薄い色とのコントラストが非常に美しいです。
インテリアや鉢の色、行事（クリスマス、ハロウィン、お誕生等）などによって色々シクラメンを楽しんでいただけます。色の強弱でコントラストを付けたり、 また単色の「主演」演出も可能です。マゼンタは、電灯の下ではとても鮮やかな色彩になります。さあ、インスピレーションを解き放ってみましょう！

シクラメンは冬の花壇を美しく彩ります。雨風からしのげる場所を選びましょう。寒冷地域では8月末ごろに、その他の地域では10月中旬ごろに花壇に植えて下さい。
その際は、低気温の環境（生産者にとっての低気温とは、栽培の最終段階の温室内で12～14℃）で栽培された株を選ぶようにして下さい｡それによって、屋外に植えられたシクラメンは外の環境にいち早く適応します。
美しい花壇を造るには、植え替え後2､3週間は雨にあたらないようにして下さい。
花壇用には、屋外環境でも強いメティス^®（1m2につき10～12株）をお薦めいたします。また、大輪系のラテイニア^®とハリオス^®（1m2につき7株）も華やかです。
シクラメン花壇を造るためのアドバイスは、『エクステリア』のページでご紹介しております。ぜひご覧ください。

もちろん、肥料はあげて下さい。
定期的に肥料を与えることによって植物に必要な栄養分がいきわたります。肥料は、株を健康に保ち、全ての蕾を開花させます。開花時期の株には、週に1度く らい液肥を潅水の水に説明書に記された量に従って、薄めて与えて下さい。夏には、15日に1度まで控えて下さい。注意：肥料は、乾ききった土には決して与 えないで下さい。棒状や四角い形をした小さな緩効性肥料なども売られています。株を購入した際に鉢に入れておくと、数ヶ月に渡って効果が持続します。この 場合、栄養分は少しずつ、ゆっくりと放出されます。

はい。予防策はあります。
あなたのシクラメンはきっと気温の高い所に置かれていたのか、もしくは、水のやりすぎでしょう。もしかすると、開花時期が終わってしまったのかもしれませ ん。気温が温かくなると、シクラメンは休眠に入ります。球根を2/3ほど土に埋め、涼しく、明るい場所に置いて夏越しをさせると再度咲かせることも可能で す。